創業100年以上という長い歴史を刻む定食屋「菱田屋」。
日本一との呼び声も高い、名物の「生姜焼き」を食べに、渋谷駅から京王井の頭線に揺られて向かいました。
駒場東大前東口から徒歩約3分。
線路沿いから1本入った東大前商店街にありました。
口コミでみなさん口を揃えて「行列必至」と書いているので、余裕を持って開店10分前に到着。
すでに10人ほどの列がありましたが、開店と同時になんとか1巡目で入店できました。
店内はカウンター3席と、2人掛け・大人数用のテーブル構成。
開店直後にはあっという間に満席だったので、事前に下調べしておいてよかったです。
テーブルにメニュー表はなく、その日の献立は黒板を確認します。
黒板に目当ての「生姜焼き」という文字は見当たらないですが、これが“菱田屋流”なんだとか。
知れ渡ってほしいという想いから、あえてメニューには書かないスタンスにしているそうで、みなさん当たり前のように注文しているから驚きです。
わたしも1番人気の豚肉生姜焼き定食(1,490円)をオーダー。
オーダーから5分ほどで運ばれてきました。
定食に欠かせないごはん、みそ汁、漬物付き。
ごはんはやや大きめの茶碗によそってあるので、私には多く感じました。
みそ汁は豆腐、わかめなどの具材入りで、出汁の味がしっかり効いています。
しょうが焼きはテーブルに置かれた瞬間、ニンニクの香りがガツンときます。
この匂いだけでごはんが食べられそうです。
口に運ぶと、見た目通りの濃い味付けで、生姜とニンニクのパンチが効いています。
肉は噛みごたえがありながらも柔らかく、旨みがギュッと詰まった力強い味わい。
ひと切れが大きく厚みもあるので、食べてもたべてもなかなか減らない。
食べ進めると現れる甘辛ダレは、付け合わせのキャベツとスパサラに浸透するほど汁だく状態。
正直スパサラの見栄えはイマイチでしたが、食べてみると意外と悪くない。
まろやかな味はしっかり残りつつ、不思議とバランスが取れていて美味しかったです。
食事を済ませて外に出ると、5人ほど並んでいましたが、回転率はよさそう。
店の近くに東京大学があるせいか、比較的若い世代の利用が多い印象です。
同じ通りには「菱田屋酒場」という姉妹店もあるそうなので、近々訪問したいと思います。
菱田屋(ひしだや)
住所:東京都目黒区駒場1-27-12
営業時間:[月〜金]11:30~14:00 17:30~21:00[土]17:30~21:00
定休日:日曜・祝日
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