表参道の路地裏で60年近く続いている中華料理店「青山蓬莱」。
この店には「名物兄貴」と呼ばれる強烈なキャラを持った店員さんがいるということで、表参道に仕事で行ったついでに確かめてきました。
表参道駅B2出口から徒歩約3分。
青山通りを渋谷方面に向かう途中にある、酒屋と花屋の間を入っていったところにありました。
平日の19時ごろ訪問すると、先客は1組。
この日は緊急事態宣言中+閉店時間に近かったので、客足は落ち着いていました。
店内に入ると、しゃがれ声が特徴の男性スタッフが元気に迎えてくれました。この方がウワサの名物店員らしいです。
とても気さくな人柄で、親戚のおじちゃんと会話している気分でした(笑)。
見開き9ページにも及ぶメニューは、中華を代表する定番料理から、町中華では見たことがないような珍しい料理がずらり。
目移りしてなかなか決められないほどでしたが、まずは餃子(600円)から注文。
一般的な餃子に比べるとやや小ぶりで、細身タイプ。
ほどよく薄い皮に香ばしい焼き色がつき、見ているだけでヨダレが出てきそう。
ひと口食べると肉と野菜のバランスも良く、旨みが口の中にふわっと広がります。
あっさりと軽い食べ心地なので、いくらでも食べられそうな美味しさでした。
こんがりきつね色に揚がった春巻(750円)は、皮はパリパリで中はアツアツのとろみ餡がたっぷり。
細かく刻んだタケノコがメインに入っているので、コリコリした食感を楽しめました。
蒸し立ての焼売(850円)は、セイロごと提供されます。
よく見ると完全に肉が包まれている訳ではなく、いい意味で雑なビジュアル。
食べてみると、ものすごくジューシーで肉肉しい。
実は最近551HORAIの焼売を食べたのですが、見た目も味もそっくりでびっくりしました。
店名にある「蓬莱」は、大阪の551と何か関係があるのか気になります。
締めは、五目チャーハン(880円)をいただきました。
エビ、グリンピース、チャーシュー、ニンジン、ネギ、玉子と具だくさんで、チャーハンというより中華ピラフといった雰囲気。
ごはんはしっとりとパラパラのちょうど中間で、塩味が効いたしっかりした味付けでした。
どの料理も完成度が高く、価格以上の満足度がありました。
ランチタイムはリーズナブルにいただけるそうなので、また再訪したいと思います。
青山蓬莱
住所:東京都渋谷区神宮前5-49-1
営業時間:[月~金]11:30〜15:30 18:00〜22:30[土]11:30〜15:00 18:00〜22:00
定休日:日曜
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