渋谷駅から少し離れた神山町エリア、いわゆる奥渋といわれるエリアで大人気のかつ丼専門店「瑞兆」。
前を通るたびに行列がありずっと気になっていたのですが、ついに訪問が叶いました。
渋谷駅から徒歩約10分。
宇田川通りから代々木公園方面に向かう途中にあります。
ビルの外にあるのぼり旗が目印です。
行列していることを見越して、開店20分前に到着すると、先客はなし。
ちょうど女性店主が通路にイスを並べていたので、座って待つことができました。
用意されたイスには番号がふってあり、①と書かれた場所を先頭に並ぶシステム。
英語付きの説明書きもあり、とてもわかりやすかったです。
開店と同時に店内の灯りがつき、番号順にカウンターへ通されます。
着席すると、目の前にお吸い物と冷たいお茶が準備されていました。
女性店主と娘さんらしき方2人で切り盛りしていましたが、その手際のよさが目を引きます。
おしぼりやアルコール消毒の用意がないため、気になる方は持参するといいかもしれません。
メニューはかつ丼(1,000円)1種類のみ。
ごはんの量を大・中・小から選べ、わたしは「小盛り」をお願いしました。
注文からすぐ、フタをされた丼が提供されます。
よく見ると丼ぶりからとんかつがはみ出て、フタが閉まらない状態。
いざ開けてみるとごはん、玉子、とんかつの三層構造になっています。
卵でとじないかつ丼は、初めてみる斬新なビジュアル。
表面にタレがかかっているので、見た目はやや濃い印象。
食べやすいようにひと口大にカットされていて、女子には嬉しいサイズ感です。
口に運ぶと衣は薄めで軽く、静寂な空間にサクっという幸せな音が響きます。
肉は薄すぎず厚すぎないスライス加減で、ソフトな噛みごたえ。
見た目から「しょっぱいのかな?」と思っていましたが、いい意味で予想を裏切り、かなり甘めの味付け。
そこに半熟の薄焼き卵が合わさることで、まろやかさが加わり美味しさも2倍に。
食べ進めると見えてきたのは、タレが染み渡る汁だくのごはん。
このタレだけでごはん何杯もいけちゃいそうなくらい美味しかったです。
場所柄か若い女性客も多く、ひとりでも利用しやすかったです。
わたしは15分ほどの滞在でしたが、男性の平均は約10分と短く、回転率は高いと思います。
渋谷に立ち寄った際は、ぜひ少し足を伸ばして味わってみてください。
瑞兆(ずいちょう)
住所:東京都渋谷区宇田川町41-26 パピエビル1F
営業時間:[月〜金]11:30~18:00 [土]11:30~20:00
定休日:日曜・祝日
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