銀座という街は高級な店ばかりのイメージがありますが、以前、歩いていたらいかにも老舗という風情の定食屋を見つけてずっと気になっていました。
調べてみると、都内に4店舗を構える大衆食堂「三州屋」の銀座店のようです。
この日はたまたま近くに用事あったので、ランチタイムに訪問してきました。
銀座一丁目駅から徒歩約3分。
周辺の銀座駅や有楽町駅からも近い好立地です。
高級な店が並ぶ銀座の通りから少し奥まった場所にありますが、店の前には目立つ看板があるのでわかりやすいです。
急に現れる古風な外観から「おじさま方で賑わっているのかな?」と予想していたのですが、実際はひとりで利用している方が多く、女性客もちらほら見受けられました。
店内は2フロア構成で、利用した1階はカウンター席と大人数用のテーブルが5卓。
テーブル席は隣との感覚を空けて、対角線に座るよう工夫されていました。
着席すると同時に、お茶とおしんこが運ばれてきて、そのあとに「何にしますか?」とおばちゃんにオーダーを聞かれます。
無駄のないスピーディーな接客が気持ちいい。
スタッフ同士も仲睦まじげに話している姿も不思議と嫌ではなく、雰囲気のよさが伝わってきます。
15種類以上ある定食の中から選んだのは、さば味噌定食(1,000円)。
注文から5分ほどで到着。
ごはん、みそ汁、漬物、さばの味噌煮。
ごはんは丼ぶりいっぱいに盛ってあり、一般的な大盛りくらいのサイズです。
女性客の中には、注文時に「少なめで!」とお願いしている方もいました。
みそ汁の具はなめこ、豆腐、三つ葉。
赤みそを使っているので、見た目も味も濃く、塩気がしっかり効いています。
フーフーしないと確実に口の中を火傷する熱さなので、注意してください。
メインのさば味噌は、かいわれ大根と大葉が添えられ、見栄えもいい感じ。
味が濃そうな見た目ですが、味噌のコクと甘さ加減はバランスいいですね。
このタレだけでもごはんが進みそう。
煮崩れや臭みもなく、柔らかく煮込まれていてとても食べやすかったです。
定食だけでなく一品料理も充実していました。
アルコールの提供は自粛していたので、お酒が飲めるようになったら夜に再訪したいと思います。
大衆割烹 三州屋 銀座店(たいしゅうかっぽう さんしゅうや)
住所:東京都中央区銀座2-3-4
営業時間:10:30〜20:00
定休日:日曜
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