月島「岸田屋」 じっくり煮込まれた名物の深い味に感動

記念すべき初回に訪れたのは、東京3大煮込みのひとつとして知られる名店「岸田屋」。

開店前から行列ができるのは当たり前で、食通や酒場好きの間で知らない人はいないと言われる老舗の居酒屋です。

 

味も接客も素晴らしいという口コミも多く、念願の牛にこみを求めて月島まで足を運びました。

 

場所は月島駅から徒歩約5分。

月島西仲共栄会商店街(通称、月島もんじゃストリート)沿いの分かりやすい場所にありました。

創業50年以上という歴史を感じる古風な佇まいで、色あせて使い込まれた感があるのれんと看板からは、下町の風情も感じられます。

のれんをくぐると平日の16時半ごろにも関わらず8割ほど席が埋まっている状態で、入店後すぐに満席に。(時短要請期間中は16時オープンでした)

店内はかなり味のある雰囲気ですが清潔感があり、老若男女問わずひとり飲み〜2人組のお客さんがみんなそれぞれ静かに楽しんでいる様子。

 

まずは名物の牛にこみ(550円)とレモンハイ(500円)を注文。

牛にこみは『ネギいれますか?』と女将さんがやさしく聞いてくれるのが嬉しいですね。

私はネギありをお願いしました。

クタクタに煮込まれたもつは臭みがなく、コクのある濃厚な味噌味が最高!

大根や人参などの野菜は具として入れずに、薬味のネギだけで楽しむのがこだわりのようで、細かく刻まれたふわふわのネギがいいアクセントになります。

これがスッキリした味わいのレモンハイによく合い、ぐびぐび進んでしまいます。

シロ(小腸)やフワ(肺)などそれぞれ違う食感を楽しみながら、ひとりでペロリと完食。

口コミで美味しいだろうと期待はしていましたが、その想像をはるかに超える美味しさに思わずスープまで飲み干しちゃいました。

ポーションが小さいので、ひとり1皿オーダーがおすすめです!

 

次にオーダーにしたのは、ポテトサラダ(350円)。

こちらも人気のようでオーダー率高め!

マヨネーズとコショウのバランスがよく、まろやかな口当たり。

シンプルですがどこか懐かしさを感じる味わいでした。

 

3品目はぬた(550円)。

「ぬた」とは酢味噌を使った和えもので、大衆酒場にはよくあるメニューみたいです。

実はぬた初体験の私……。

ぬたデビューとなったこちらは、からしのアクセントが効いた甘辛い味噌が、マグロ、タコ、青柳・鳥貝などの新鮮な魚介にマッチしていてびっくりするほど美味でした。

 

レモンハイをおかわりして、会計は2人で4,000円ちょうど。

味、コスパともに大満足で、遠方からわざわざくるお客さんが多いのも納得です。

他にも、「肉どうふ」や「はまつゆ(はまぐりの吸いもの)」など気になるメニューも多く、すぐにでも再訪したくなりました。

 

お店を出ると外には数人の並びができていました。

平日、休日に関係なく行列ができることが多そうですが、回転も早いと思います。

老舗ですがリラックスできる雰囲気なので、ぜひ気構えすぎずチャレンジすることをお勧めします!


岸田屋 (きしだや)
住所:東京都中央区月島3-15-12
営業時間:通常17:00~21:30(L.O) 時短要請期間:16:00~
定休日:日曜日・月曜日・祝日
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※価格はすべて税込です。

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