おしゃれな街として名高い代官山の中心で、古風な雰囲気を漂わせる「末ぜん」。
家族で営んでいる老舗の定食屋で、長年のリピーターも多い人気店なんだとか。
近くに用事があったので、平日のランチタイムに訪問。
代官山駅から徒歩約3分。
代官山駅入口という交差点を鉢山町方面に歩いてすぐの場所にあります。
正午ぴったりに到着すると店内はすでに満席で、5分ほど待ち入店。
中に入るとカウンター、テーブル、お座敷があり、会社員らしき人の姿が目立ちました。
テーブルには飛沫防止のパーテーションがあり、席数を減らして客同士の間隔を広げるなどの工夫もされていました。
注文したのは、さば味噌煮（1,000円）。
ごはん、みそ汁、サラダ、漬物付きの豪華なランチ定食。
体によさそうな副菜が並び、バランスよく食事を楽しめます。
サラダはこの定食限定で、メニューによって出てくる内容が少し異なるそうです。
煮汁がたっぷりかかったさばの味噌煮は、かなり大ぶりで肉厚。
濃厚そうな見た目とは裏腹に、甘さ控えめであっさりした味わいです。
身をほぐすとふわふわで、脂もしっかりのっています。
しっかり煮込まれているせいか、骨までやわらかく丸ごといただいちゃいました。
そのままでも十分美味しいですが、個人的には千切りされた生姜との組み合わせが最高。
生姜の香りが鼻から抜けて、一気に大人の味わいになり変化を楽しめました。
残りの白米には、卓上にあった“のりたま”っぽいふりかけをかけてペロリと完食。
子どもの頃よく食べていた思い出の味がよみがえり、思わずテンションが上がってしまいました。
こちらも注文する方が多くみられた、さば塩焼（950円）。
きんぴらごぼうと卵焼き、薬味の大根おろしが添えてあり、満足度の高そうな定食でした。
長居せず短時間で食事を済ませるお客さんが多いので、店の回転は早いと思います。
近くで働いている方のリピーターも多く、正午を待たずに満席となることが多そうなので、開店直後の来店がおすすめです。
末ぜん（すえぜん）
住所：東京都渋谷区猿楽町20-8
営業時間：11:00〜14:00 17:00〜19:00
定休日：日曜・祝日
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