開店前から常に行列ができているとウワサの名酒場「忠弥」。
平日の営業時間は16時のオープンからわずか2時間足らずといわれ、売り切れ次第閉店してしまうようなので、なかなかチャンスがなかったのですが、ついに平日に時間を見つけて訪問してきました。
東急東横線、祐天寺駅西口から徒歩約1分。
駅近くの静かな住宅街にあるにも関わらず、開店5分前に到着すると店の前にはすでに10組以上の行列があり、ギリギリ1巡目で入店できました。
客層は40代から60代くらいの男性客がメインでしたが、女性客だけの訪問もちらほら。
常連と思われる客も多く、意外なほど和気あいあいとした雰囲気でした。
卓上にはメニューがなく、壁掛けされているメニュー札を確認します。
渡されたメモ帳に食べたいものを記入して、店員さんに渡すシステムなので焦らず注文できました。
(メニューに値段表記がないものは、品名のみ掲載させていただきます)
ファーストドリンクは生ビール(660円)で乾杯。
お通しのキャベツの浅漬けをつまんでいると、名物の煮込み(570円)が到着。
客のほとんどが注文していたこちら。
透き通ったスープの美しいヴィジュアルです。
もつ煮込みとしては珍しくあっさりした塩味ですが、まったく臭みはありません。
もつのプリプリ感をダイレクトに感じられ、びっくりするくらい美味しいです。
ポーションが小さいので、ひとり1皿注文することを強くおすすめします。
次に運ばれてきたのは、ひもスタミナ。
もつやきの定番、シロににんにくや白ごまを効かせた甘ダレをつけた逸品で、こちらも人気が高く忠弥に来たら外せないメニューなんだとか。
その名の通りスタミナがつきそうな濃厚な味わいで、ごはんが欲しくなってしまいました。
食べ終えたら、お通しのキャベツの浅漬けをお代わりし、ひもスタミナのタレとお酢を絡めて食べるのがツウな食べ方のようです。(やさしい女将さんが作ってくれました)
タレの甘さと浅漬けの塩気がいい感じに合わさって、ビールとの相性もバッチリ。
ジョッキを持つ手がグイグイ進み、気がつけば2杯目に突入。
2杯目は、こちらも注文率100%に近かった、通称「カククロ」を注文。
「カククロ」とは忠弥特製カクテル(460円)と黒ビール(470円)のセットのこと。
このカクテル、どういうレシピで作られているかは明かされていないようですが、コスパよく酔える!と酒飲み界隈ではかなり有名らしいです。
まずは、なみなみに注がれたカクテルだけでいただく。
味はジンジャーハイボールに近いのですが、アルコールはだいぶ濃い目です。
黒ビールを継ぎ足すと、あら不思議!
甘さが足されて、見た目も味もコークハイボール風に。
思わずカクテルをおかわり。
飲みやすすぎて危険ですね。
2杯飲んだらかなり気分よくなってしまうこと間違いなしです。
次もまたまた忠弥名物といわれる、つくね(190円)と生ピーマン(180円)をセットで。
つくねは表面がカリっと焼けていて、いい具合の塩気があります。
そのままでも十分美味しいのですが、ピーマンで巻いて食べると超絶品。
ピーマンの苦味とつくねから出る脂がいい感じに合わさって、何本でもいけちゃいそうです。
追加でレバーとたんも注文しました。
次々とオーダーが入っているので、提供までに少し時間がかかりますが、その味わいは格別。
もつ自体が新鮮なのはもちろんなのですが、塩味が強く、肉自体の旨みもしっかり感じられました。
お腹いっぱい食べて、会計は2人で5,110円。
支払いは現金のみなので注意が必要です。
煮込みもやきとんも最高に美味しいですが、もつ焼き店としては少し高めの価格設定。
名物と言われているものはひと通り挑戦しましたが、まだまだ気になるメニューが多く1度ではとても制覇できません……。
定期的に通わないと! という気になってしまいました。
忠弥(ちゅうや)
住所:東京都目黒区五本木1-32-28
営業時間:[月〜水・金]16:00〜19:00
[土]14:30〜17:00
定休日:木曜・日曜・祝日
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